QUOTE:Chrome OS って普及するの?
たぶん、当初はあまり売れないでしょう(^^;。 Web アプリケーションだけで満足できる人が、そう多くいるとは思えません。 NetWalker に飛びついた私でも、正直言って最初の Chrome OS マシンを買うつもりはありません。もっとも Google もそこらへんは織り込み済みだと思いますので、へこたれずに普及活動を続けていくのではないでしょうか。
ただ、 Chrome OS が歓迎されるかもしれない市場はひとつ思い当たります。それは小中学校の教育用 PC としての利用です。これならプロフェッショナルレベルのアプリケーションは必要ありませんし、最近は Web 上にも多くの教材が公開されています。セキュリティーが高くメンテナンスの必要がない Chrome OS は、学校での利用にはとても適しています。 Google が実際に教育市場を狙っていくかはわかりませんが、そういった Chrome OS に適した市場はほかにもいろいろあるのではないでしょうか。
全体的な流れとしてデスクトップから Web への移行はどんどん進んでおり、 Chrome OS がそれを加速するのは間違いありません。数年後には多くのユーザーが Chrome OS (または同様のコンセプトを持った OS)を使うようになるでしょう。
Chrome OS 雑感 - WebOS Goodies
PHOTO:私が思うにtwitterが起こした革命の一つが「テキストの可能性」へ着目した事だと思う。140字以内で、かつ太字に出来る訳でもアンカーを貼れる訳でもなく、かつ宛名をGUIで指定出来る訳でもない。単なるテキストだけで、宛先、タグ、評価、位置などを表しているのだ。昨今リッチコンテンツが流行する中、メインとなるコンテンツの入力は、twitterサービス開始当初と変わらずテキストエリアなのだ。
このテキストによる表現は、replyこそ当初から入っていたが他の物については誰が取り決めた訳でもなく、ユーザが勝手に始め、後追いでオフィシャルが機能追加していったのが実状だ。
そしてそれは今や明文化され、一種のルール(nanoformat/twitter-syntax)になっている。(中略)
なのになぜ、ボタンにしたのか…。テキストでの表現があってこそ、Greasemonkeyによる拡張や、他のサービス連携が発展したのだと私は思うし、twitter自身が例えば画像添付や自動処理なんてすべきじゃないとも思う。
サービスを面白くする要因は、サービスが提供する機能以上に、ユーザが作るコンテンツが重要なんだと信じているが、この自動化の流れはユーザが作る新たなルール(コンテンツ)を阻害する可能性もあると思う。
twitterのあるべき姿は140字のテキストエリアであって、ボタン一つでアクションを起こせる様な、流行に流される物じゃない。今後このRetweetボタンがどの様に機能していくか分からないが、コンテンツを作るのはサービス提供側じゃなく、ユーザなんだという部分を忘れないでいて欲しいし、これからのtwitterがそうある事を信じたい。
Big Sky :: Twitterの新しいReblogはやめた方が良い
Mozilla Firefox Thunderbird の拡張あれこれ-MEMO(2009年11月-4)
引用:”もう一つ驚いているのは Chrome 謹製ではないテーマが出ているので入れてみたら、模様のある部分、アクティブなタブとそれに続く下のメインウィンドウまでの部分(このテーマの黒い部分)、それとボタン、更にタブの透明度がそれぞれのテーマで変えられること.これは Personas よりすぐれているし、こういう風であればタブが一番上にあっても違和感を感じずに済む.新規タブの開いたページのバックグラウンドがテーマの模様で埋め尽くされるのも良い.
後はどれほど早く Firefox で使い慣れている定番の拡張が Chrome で用意されるかであろう.一年も経てば Firefox ユーザーは総崩れになっているのかも知れない.ここまで来てしまうともう Firefox の方が良いという利点を見付けるのがなかなか難しくなってくる.Firefox らしさを止めてどんどんクロームに近づこうとするのだったら Chrome に乗り換えた方がはやいと思うであろう.”
QUOTE:
QUOTE:ドワンゴによると、ニコニコ生放送の平均利用状況は1日2898万PV、1日訪問者数は14万人、1訪問あたりの平均滞在時間は87.4分。ニコニコ動画全体の1訪問あたり平均滞在時間(37.2分)の倍以上であることをから、「今後、ニコニコ生放送の広告化を考えていく上で大きなプラス材料だ」(ドワンゴ取締役の夏野剛氏)としている。
2010年9月期については、広告収入とアフィリエイト収入は横ばいとなるものの、有料会員収入とポイントなどの収入が増えることで黒字化を達成できると見ている。ポイントの売り上げについては、2010年春をめどに新サービスを投入することで拡大を図る。
ニコニコ動画は当初、2008年9月期中の単月黒字化を見込んでいた。しかし回線費用などの投資が先行し、いまだに利益貢献には至っていない。ただし夏野氏は、「ネットサービスの世界では、世界展開しているものが生き残るようになっている。ニコニコ動画の世界展開を考えると単独では難しく、(現地パートナーと)アライアンスを組む必要がある。世界的に動画サービスの収益化が難しいなかで、ニコニコ動画は収益性があると示すことが世界展開する上での絶対条件になる。ニコニコ動画の成長戦略を考えると、2010年9月期には黒字化をしなくてはならない」と強い決意を示した。
ニコニコ動画、「2010年9月期下半期こそ黒字化する」—ドワンゴ夏野氏:ニュース - CNET Japan
QUOTE:天野さんがWebアプリの開発者の観点から投げかけられた質問として、WebのUIを良くするにはどのようにすればよいか?という物もありました。これについてAzaさんは、作り手側が絶対に手出し・口出ししないようにして、目の前でエンドユーザに実際に使ってもらいその様子を観察すれば、WebのUIはもっと良くなるだろうとおっしゃっていました。ユーザビリティ・テストはUI開発の基本と言えますが、DTPなど視覚的デザインの文脈で捉えられることがまだまだ多いWebの世界においても、きちんと「インターフェース」としての作り方を意識する必要があるということですね。
国ごとの文化の違いがUIに与える影響について、Azaさんは欧米と中国のWebブラウズの仕方の違いを例に挙げてお答え下さいました。曰く、欧米や日本では1つの画面にかじりついて操作するのが一般的であるのに対し、中国では画面から少し離れて、画面内に非常に多くの機能・要素を詰め込んでそれらを平行して利用する場合が多いそうです(そのため、Googleのかつてのシンプルなトップページは不評だったそうです)。そういった文化ごとの利用形態の違いに合わせるために、末端にいる人達にUIのデザインを行う権限を持たせる必要があるのではないか、という意見も示されていました。
他のブラウザの隆盛、特にWebKitが多数のプロジェクトで採用されている事についての質問もありました。これについては、かつては止まったWebブラウザの進化をFirefoxが刺激して活性化させたように、今はWebKitがWebを活性化させているとして、その結果Webがより便利になるのであれば最終的な勝者は我々エンドユーザだ、との考えをお答えいただきました。
Firefox Developers Conference 2009にて発表を行いました - ククログ(2009-11-09)
QUOTE:Firefox 3.7では、プラグインのプロセスが本体から分離される予定だ。これによって、プラグインの動作不良に巻き込まれて本体がクラッシュするケースはほぼなくなるだろう。
Plugin Checker公開時の説明によると、Firefoxのクラッシュの最低でも30%は、サードパーティー製プラグインによって引き起こされているという。プラグインのプロセスを分離することで、Firefoxのクラッシュが3割も減ることになり、相当に大きい。
Firefoxのクラッシュを減らす車の両輪とは - Mozilla Flux
QUOTE:岩田:
私は、iPhone型のビジネスよりは、キンドル型のビジネスの方が興味があります。それはなぜかと言うと、お客様が通信費を負担するのではない、新しいビジネスモデルを提案しているからです。iPhoneが携帯電話の中で一定のシェアを持ち、さまざまなスマートフォンと呼ばれるプロダクトの中で最も成功したものであると、私自身もユーザーですけれども、そうなったというのは分かります。しかし一方で、iPodはもともとビジネスも大きかったので、iPodのビジネスがそろそろ限界に到達した時に、アップルさんは実にいいタイミングで電話への拡大を図られたな、というのがむしろ私の見方です。iPhoneで化けたというより、もともと化けていて、化けていたものが成長を鈍化させずに済んだというのが、実態ではないかと思います。ただ、いかんせん、お客さんは毎月何千円を払える人だけです。毎月何千円を払える方というのは、実は任天堂のお客様と相性が必ずしもよろしくありません。なにせ我々が作っているのは娯楽のための製品ですので、それに「向こう2年間、毎月何千円払うのを約束してください」というモデルは、なかなか相性が良くありません。
一方で、キンドルのビジネスモデルはちょっと面白くて、いったんハードを買うと、中に3Gの通信機能が入っていて、いわば携帯電話のパケット通信ができるわけですが、お客さんは(通信のためには直接)お金を払わないんです。本をダウンロードで購入すると、その時に必要なパケット代は本の代金の中に入っているというモデルです。ただ、収益が上がっているわけではないと読んだことがあります。それでも、お客さんが負担しないでできている。しかも、最近はアメリカだけでなく、世界中に展開されています。日本のたとえばキャリアさんが、あのモデルにハッピーかどうかは私は分かりません。きっとどちらかというと、アンハッピーでしょう。ですが、うまくモデルをつくられたなあと思います。
我々も、別に3Gのテクノロジーに恨みがあるわけではなくて、お客様が毎月お金を払うという構造ではない形で、何か面白いモデルが組み立てられたら、無線とつながればできることは増えますので、そういう可能性は否定いたしません。ただ現実に、それをしようとすればハードのコストアップも伴います。携帯ゲーム機はお客様が買える値段にしなければなりませんが、「任天堂は新モデルを出すたびに値段上げてるぞ」というご批判もいただいているようですので、「携帯型が据置型より高くていいのか」というようなことも含めて、未来の可能性の1つとして、無線とつながる可能性やその技術動向、そしてお客様が毎月お金を払うのではない形で、その技術をうまく使ういい方法というのを、我々なりのソリューションとして考えることによって、通信と携帯ゲーム機というのは本来相性がいいですから、その中で、未来のどこかで答えを出したいと思います。
以前から私は、「携帯電話は付けないんですか」というご質問には、「いや、お客さんが毎月お金を払わなくてよくなったら付けてもいいですよね」とよく申しあげているんですが、その根っこは変わっておりません。
株主・投資家向け情報:2010年3月期 第2四半期(中間)決算説明会 質疑応答
普通に読むと通信事業者が怒り出しそうなこと言ってるけど、たぶん岩田さんが言いたいのはコストの話じゃないよね。ビジネスモデルのもう一つ上のレイヤーでのことなんだと思う。
(via buru)
これは、自分たちがやってるのはエンタメで、必需品じゃないということを前提としての語りだと思いまする~~。
(via swmemo)
RT @tomorundog: すべてがインターネットでなんとかなると思っている人が多すぎる。人と関わるのを避け、足を運ばず、文字情報だけでわかったふりをする。 現場にある情報量はネット上のそれとは比べものにならない。 ボランティアは人と現場を結ぶきっかけになると思っている。QUOTE:
その昔クリック&モルタルなんて言葉がありましたが(本質的にはもちろん今でも健在ですが)、なんちゅうか、ビジネスモデルがうんたらとかいうよりも、ユーザーが普通に捉えるべき言葉なのかもしれんですね。
そして、いわゆる、ネットのネットによるみたいなポジションにいる人ほど、実は閉じた傾向をもった発言やロジック構成をしてるってことは無いのかなぁ、なんて考えたりもしております。
(via swmemo)
QUOTE:もうなんか、これに尽きるというような意見が出てきた。英語のできないやつは世界のWebサービスで通用しませんよって当たり前か。当たり前なんだけど、動く現物があればなんとか分かってくれるだろうとタカをくくっていたようなところがある。甘かった。あれだ。悪しき日本人の「いいものを作れば売れる」幻想。
言語の壁は情報の壁である以上にユーザーにとって心理的な、いわば空気の壁でもあって、空気の壁を感じさせたらユーザーは敬遠する。相手の文化圏の空気が分からなくては、ユーザーに受け入れられる筈もないと感じた。ふぁぼったーは英語インターネットの空気が分からなかったのでfavstarに負けたんだ。
なぜふぁぼったーは英語圏で負けたのか (via swmemo)
QUOTE:ニコニコ発祥のコンテンツで人気が出たものってさあ、
著作権者の意思とは無関係に勝手に「みんなのもの」にされてね?
上の事件もこの「みんなのもの」意識が余計に大火事にしてる気がしてならないんだが。
ほとんどの作り手は別に「みんなのもの」として提供するためにニコ動に上げているわけじゃないだろ。
自分なりに良いと思えるものを作ってみた、褒めてもらえたら嬉しいし、自分のスキル向上のためにアドバイスがもらえたりするのもいい。そんな感じ、最初は(まともな投稿者であれば。工作狙うやつ除く)誰だって軽い気持ちで上げているはず。
だから、少しくらいの二次創作なら「評価してもらえた」証として嬉しく思うかもしれない。でも、そこから先は話が違ってくる。
VOC@LOID NIGHTでみくみくにしてあげる♪を流せない・・・
>VOC@LOID NIGHTでみくみくにしてあげる♪を流せない・・・
ではなくて、その他の曲についても、著作権者の了承と代価を払うべきでは?
それが著作権を守ることになるのではないのですか?
JASRAC登録に登録してない曲だから、勝手に使ってもいいではありませんよ。
(http://remoto.818nc.jp/archives/blog/200712281249.php
の※欄より)
下※が正論。拡散が過ぎると著作権意識の低下がはじまる。「ぜひCCに」という意見もあるけど、それは消費者側のわがままであって、著作権者の義務ではない。
ニコ動を著作権無視の無法地帯にすべきでないのは、プロだろうがアマだろうが違わないと思うんだけどね。「アマ作品であれば二次利用は常に許容されるものであるべき」なんてルールはない。二次利用がニコ動の推進力になっていることは否定しないが、著作権者がニコ動に協力する義務もない。ニコ動としては視聴者や自分たちだけでなく、著作権者にもニコニコしてもらえるようにしなければならない。
それから、「ニコ動の報酬は敬意」っていう話が以前あって、自分もそれには賛成したけれど。
お金を稼ぎすぎると、それに群がるやつが増えてお金が嫌いになる、なんて話も聞くように、
敬意も稼ぎすぎると、ね。おそらく価値が下がってしまうんだろう。
たとえば「メルト」の人って、最初動画を上げた頃にもらっていた称賛の声と、祭りがはじまった後の称賛の声、
どちらが嬉しかったんだろう? 量的には祭りのときのほうが圧倒的だけどさ。
敬意を十分稼いだ後、報酬を金銭に求めても怒るようなことじゃないと思うんだけどなあ。
「みんなもの」ではない ーニコニコの著作権話ー - Ulmhaft
2007-12-19 (via yuria)「俺たちが盛り上げたから人気が出た」→「だからこれは皆のもの」→「だから作者のお前がこれで金儲けをするのは許せない」という論理の飛躍
(via pedalfar) (via kondot) (via coshina) (via wideangle) (via katoyuu)
QUOTE:■対症療法の限界
フェアユースのような包括的権利制限規定を持たないわが国では、個別の権利制限規定を必要の都度、追加することで対応してきた。しかし、アナログ時代に作られた著作権法へのこうした対症療法的な政策には限界がある。検索サービスだけを例にとっても以下の問題点が指摘できる。
まず、アーカイブ(文書保存)である。米国の非営利団体インターネットアーカイブは、過去のウェブページをアーカイブする「ウェイバックマシン(http://www.archive.org/web/web.php)」を運営している。このウェイバックマシンに対する著作権侵害訴訟は提起されていない。非営利団体で、かつ歴史的資料の保存という社会的に意義のある目的を果たしているため、当然フェアユースが成立すると思われるからだ。今回、日本の著作権法改正で認められるのは検索エンジンのサーバーへのキャッシュ(一時保存)までであって、ウェイバックマシンのような永久保存は認められない。われわれの過去のホームページを見るのも米国の民間団体のサービスに頼らざるを得ないのである。
アーカイブの問題は「ブック検索騒動で日本の書籍デジタル化は加速するか」で見た、国会図書館のデジタル化にもかかわる。今回の著作権法改正で著作権者の許諾なしにデジタル化できる対象は広がったが、権利者や出版社などとの合意で、デジタル化しても館外には出せない。これに対し、韓国は今年5月に国立デジタル図書館を開館した。世界初のデジタル情報専門図書館で、有益なウェブ情報も保存する。わが国はウェブ検索サービスだけでなく、アーカイブや書籍デジタル化でも他国の後塵を拝しているのである。
(中略)
必要の都度、個別権利制限規定を追加する対症療法的な改正では技術革新の時代に追いつけない。予測不可能な技術革新にも柔軟に対応できる、フェアユース規定のような権利制限の一般規定の必要性は高い。
国家戦略の視点でフェアユース導入議論を ビジネス-最新ニュース:IT-PLUS
QUOTE:ハードウエアなら磨耗や変質などによって寿命があることは歴然としているし,民生品なら補修部品がなくなれば買い替えざるを得ない。しかし,ソフトウエアは同じ環境にそのまま置いておけば,いつまでも同じように動き続ける。開発当時よりもエンジニアのスキルが上がり,システム・ソフトウエアの仕様も改善されたので,以前作ったソフトウエアの手直しは開発コストがかかります,という話はとても受け入れてもらえないだろう。
それならこういう考え方はどうだろう。ソフトウエアも時間が経つにつれて,ハードウエアと同様,劣化するとみなすのだ。技術者のレベルが上がったり,システム・ソフトウエアの仕様が改善されたり,あるいは技術者が開発当時の事情を忘れたりして,ソフトウエアは陳腐化していく。すなわち劣化していくという理屈だ。
世間一般でこのような考え方が通用するとは思えないかもしれないが,せめて開発を手がけている技術者や営業担当者は「ソフトウエアは劣化していくものだ」という意識を持って顧客と交渉してみたらどうだろう。そうすれば,過去のシステムであることによって生じるストレスに見合う条件で仕事ができるのではないだろうか。納品後に一定の時期を過ぎたら経年劣化によるリプレース,すなわち作り直しを強く勧めて新規案件に導くという営業方針も立てやすいのではないか,と思うのである。
劣化するソフトウエア - よりぬき「フリー・プログラマの華麗な生活」:ITpro
QUOTE:企業が使うにはまだ早い
グーグルが手掛ける製品・サービスに対しては、こんな指摘もある。「国内の企業が、社内システムにグーグルの製品・サービスを本格的に採用するには、高いハードルがある」(富士通の有馬啓修サービスビジネス本部プロジェクト統括部長)。その理由は、「国内の企業はセキュリティや信頼性にかかわる要求水準が高いからだ」(同)。
ユーザーがGoogle AppsやGAEを使う場合、自社のデータが、どのデータセンターのどんなサーバーで保管されているのかを把握することはできない。グーグルが「データの保管場所を明かさない」という考え方は、コンシューマ向けサービスである広告配信や検索サービスと同様である。
グーグルのこうした方針に対し、日本IBMの小林誠士未来価値創造事業クラウド・コンピューティング事業推進ソリューション・アーキテクトはこう述べる。「コンプライアンス(法令順守)の観点から、企業は安心してグーグルにデータを預けられないだろう。個人情報漏洩事件が頻発したり、企業をとりまく法規制が厳しくなるなか、文書管理や電子メールのシステムであっても、企業はセキュリティ対策に非常に神経質になっている」。
有力商材として台頭するGoogle製品、システムインテグレータの期待高まる:ITpro
収益モデルの確立が課題
顧客企業へのドアノック商材として、システムインテグレータの期待を集めつつあるGoogle製品。だが課題はある。
「Google Appsの再販だけではビジネスにならない。企業が利用中の既存システムとの連携サービスや、セキュリティレベルの向上といった、付加価値を提供しなければならない」。住商情報システムの藤森覚戦略ビジネス事業部門新規事業開発室長は、気を引き締める。
Google Appsの料金は1人当たり6000円。企業に導入されれば、毎年決まって年間利用料金が入る。いわば、ストック型ビジネスになる。
ただし大きな収益源にするには、相当多くのユーザー企業を獲得しなければならない。Google Appsの販売マージンは、ある販売代理店によると「10~20%程度」という。単純計算すると1ユーザーに売って、600~1200円である。
さらに、「Google Appsの保守サポ ートビジネスで稼ぐことも難しい」といった声も聞かれる。「Google Appsは、手離れがよすぎる。ユーザーが導入して、数カ月もたつと、『サポートは不要だ』と言われてしまう」。ベイテックシステムズの原口豊代表取締役はこう話す。
つまりシステムインテグレータは、Googleの製品を軸にした、儲かるサービスを自力で生み出す必要に迫られている。一方、商材を提供するグーグルも、営業・技術の両面からパートナー支援策を拡充する必要がある。
グーグルは、エンタープライズ分野の顧客ニーズやビジネスのやり方などについて、多くのシステムインテグレータから学ぶ必要があるかもしれない。いずれにせよ、製品の機能強化だけでは十分とはいえないのである。
有力商材として台頭するGoogle製品、システムインテグレータの期待高まる:ITpro
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